私は、3年前に北海道に移住してきて初めて知り、大変驚きました。
採れる時期は、場所によって、3月末あたりから4月後半まで。
白樺に穴をあけて、そこに管を通すと、ぽたぽたと樹液が出てきます。
(穴は後で塞いでおけば、木の成長に影響はないそうです。)
飲んでみると、さらさらした水のような、ほんのり甘い、さわやかな風味。
木によって、甘さも出る量も異なります。中には一日に8Lくらい出る木も。
太いからたくさん出るわけでもなく、節が少ないから甘いわけでもなく…。
1本1本の木の個性、のようなものが感じられます。
白樺樹液のことを知り、最初に口にした時のことはよく覚えています。
白樺が雪解けの水を吸い上げてこの液体を作ったのかと思うと、白樺と、地面と、空と、宇宙と、つながっているように感じられ、とても感動しました。